大手信託銀行を経て、2015年デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社に入社し、企業価値算定業務などのM&Aアドバイザリー業務に従事。その後、外資系投資銀行や大手電機メーカーへ出向し、プロジェクトファイナンスやクロスボーダーM&Aをサポート。現在ではミドルマーケット部門にて、TOB案件などの企業価値算定業務、買収後の会計目的評価などの業務を主に担当している。
M&Aの手順解説は第7回までとし、今回から4回にわたってM&Aを実施する際の重要な論点について紹介する。その1つに「買収価格」の検討・決定というプロセスがある。対象企業をいくらで買収するか、または買収金額として検討している価格が妥当であるかなどの検討プロセスのことである。ここでは、買収価格に関する意思決定の際に一般的に用いられるアプローチについて概説する。※当記事は基礎からのM&A講座に掲載した内容を一部改訂して転載しています。