日本銀行は1月24日の金融政策決定会合で、昨年7月以来の追加利上げを決めました。政策金利は0.5%程度と17年ぶりの高水準となっています。植田和男総裁は、今後の利上げについては予断を持たずに毎回の会合で判断していく考えを表明しました。日銀が利上げしたにも関わらず、あまり円安に進まなかったのはなぜでしょうか。また、利上げによる家計と企業への影響はどうなるでしょうか。背景と今後について解説します。

(注:本収録は米政府が南米コロンビアへの関税案を撤回する前に行われました。)

デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社

増島 雄樹 / Masujima Yuki

マネージングディレクター・プリンシパルエコノミスト

外為トレーダーとしてキャリアをスタート。世界銀行、日本銀行、日本経済研究センター主任研究員、ブルームバーグシニアエコノミストを経て、2023年4月より現職。マクロ経済予測・費用便益分析・政策提言を中心に、エコノミクス・サービスを提供。為替に関する論文・著書多数。2018年度ESPフォーキャスト調査・優秀フォーキャスター賞を受賞。博士(国際経済・金融)。

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バリュエーション & モデリング

渡辺 真里亜 / Watanabe Maria

マネージングディレクター

大学院修了後、コンサルティングファームにて、システムコンサルタントとして勤務。現・有限責任監査法人トーマツに入社後、転籍を経てDTFAにおいて、バリュエーション業務に従事する。現在、ライフサイエンス・ヘルスケア、テクノロジー・メディア・通信、エネルギーなど幅広い業界のM&A案件に携わっている。