調印式

(左)ニセコ町 町長 片山 健也氏
(右)デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社 執行役 CSO パートナー 伊東 真史



デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社(以下、DTFA)は、北海道ニセコ町(町長:片山健也)20245月に地域包括連携協定を結び、相互に連携・協力することで地域の持続可能な産業振興と住みやすさの向上に向けた取り組みの検討を進めてまいりました。
前回記事:持続可能な未来を創るニセコ町の挑戦 | LAGRANGE | FA Portal | デロイト トーマツ グループ

そしてこの度、これらの取り組みを具現化するため、「ニセコハートラボ」のオフィシャルパートナー協定を締結しました。
デロイト トーマツ、北海道ニセコ町とまちづくりに関する包括連携協定を締結|ニュースリリース|デロイト トーマツ グループ|Deloitte

「共感」をベースにしたまちづくりの枠組み「ニセコハートラボ」

ニセコハートラボは、ニセコ町が考える持続可能なまちづくりに共感する企業・団体とのパートナーシップの枠組みで、主に「オフィシャルパートナー」、「寄附」、「人材派遣」などの関わり方があります。

われわれはこの度オフィシャルパートナーとして参画し、ニセコ町が掲げる5つの基本目標の一つである「人づくり」の分野において、持続可能な事業モデルの構築に取り組んでいきます。


ニセコ町での「次世代育成」

ニセコ町は、第6次ニセコ町総合計画の基本理念において「こども未来共創都市」を標榜しており、持続可能なまちづくりを推進しています。その取り組みの結果、多くの訪日外国人や移住者たちが集まり、これからの世界の縮図とも言える場所になりました。そのような変化の只中にあっても、ニセコ町が大切にしてきた「人と自然との共生」や、「相互扶助の精神」、「開拓の歴史」は脈々と受け継がれています。これらは日本人のアイデンティティそのものであり、世界に誇るこの「ジャパンパワー」を、ニセコを通じて学ぶことができると考えています。

今回のニセコハートラボの取り組みでは、ニセコ町の基本理念やまちづくりの精神を土台に、地域資源を最大限に生かしながら外部のクリエイターや大学教授らと連携したプログラムを展開します。本プログラムを通して、これからの日本、そして世界で活躍できる人材を育成し、ニセコ町における「次世代育成」をさらに推進していきます。


ラグランジュポイント

われわれは、これからの時代に求められる人材を「多拠点・多文化人材」と定義しました。世界のボーダレス化が進む中で移動が活発になり、様々な文化的背景を持った人々が交わる機会は一層増えていきます。こうした社会で活躍するためには、多様な価値観を受け入れ互いの良さを生かして未来へ導く力が重要となります。ニセコ町は、そのリアルな学びの場として最適な環境を備えています。

机上の学びにとどまらず、ニセコ町の豊かな自然資産や風土を活かして、次世代育成の拠点を築くことを目指してまいります。